【続】雪彦山に登ってみて思うこと

コラぼる会と雪彦山、その歴史は古い。

2007年の雪彦山登山 http://koraboru31.exblog.jp/6827925/
2010年の雪彦山登山 http://koraboru31.exblog.jp/13784825/

そして

2014年コラ友達と再び雪彦山へ参ります!!

その前にお詫びです。
前回11月19日記事において
明日またちゃんと更新しますと言っておいて
今日になって申し訳ございませんです。

さて、今回は盆の六甲山メンバーで

みんなのアイドルであるアラキくんが

10月に故郷の今治に帰ってしまうので
お別れ登山と相成りました。

この日はまるで彼を送り出すような秋晴れでした。

彼の夢を現すような高い高い秋の空でした。

まずはこれ恒例のメンバー紹介です。

この日のスタメンは

左から岡崎(代表通算40G)、スマイルギャング中西、ツカーラ、牛タン、ミドリマン

以上のコラぼる2+その他3の5人でザイルを繋ぎ

よいしょよいしょと仲良しハイキング登山ですな。

おいおい!!

もしもし??

いきなりハイキングムードではござらんよ!!


登山口から入山すること20秒いきなりの岩場を登るよ。

道間違えてないかえ?これ?

いきなり心臓が口から飛び出そうなほどの急勾配ですよ。

いきなり心臓が口から飛び出る訳ではなく
それぐらい心拍数が急激に上がるほどの岩坂という比喩ですよ。

開始5分でバテバテでぇす。
キャプテン中西にお願い申し上げすぐに休憩に入る。

5分登って10分休む。5分登って10分休む。
5分登って10分休む。5分登って10分休む。
を繰り返すこと繰り返すこと。

ついに目前がパッと開けた時の徒労感。
すでに漂う達成感。
あの見えてる尖った大岩の先っぽが頂上だそうな。

とりあえずここで記念撮影して帰るという選択肢はないのか。

ないないヽ(`Д´)ノ
とすぐにキャプテンの怒声が谺(こだま)となり山じゅうに響き渡る錯覚。

そうだ。まだここは標高で言うとどれぐらいだろうか。

おそらく100米ぐらいだろうか。

もう随分登ってきたような錯覚。
足が棒。もう帰りたい。
喉カラカラのガラガラ。体が喉がのサッパリした飲み物欲す。

とりあえずここで記念撮影して帰るという選択肢はないのか。
それさっきも言った。
目指す頂上は遥かかなた頭上、あの雲の上だ。
そ、そろそろ先に進もう。もう書くのも疲れてきた。
とりあえず記念撮影↓

読むのも疲れたって?お?

そんなことを言わずにもう少しお付き合いください。

まだ苺梅です。そうです。一合目です。

気を取り直して進む。
ここからは割となだらかな登山道で楽勝かと思いきや。
まあまあ地味にキツイんやねぇ!!こういうダラダラと続く坂道が!!

だんだんと酸素も薄くなり、、意識が少し遠のき、記憶も途切れ途切れになり。
ボーッとしてたら、なんとまあ!!目の前に大きな大きな小熊が!!え?

大きいのに!?小熊か!?そう言えば入口に黄色い大きな看板に熊出没注意!!って書いてたな!
ここで死ぬのか。
小熊に喰われて死ぬのか。
いや。死なないのか。
これを書いているということは死んでないのか。

いや。よく見るとイヌやないか。かわいい雑種のイヌやないか。

青い首輪してるやないか。名前はミルやないか。

ミル。全然疲れてないよ。
飼い主のマタギのおじさんが水をすすめてもミルは見ることもしない。

我々人間はここまでバテバテの喉カラカラで十分に水分補給をして考えた。
やめる勇気も必要だと考え、、

やめるなヽ(`Д´)ノ
とまたキャプテンの怒声が山彦のように谺(こだま)した錯覚。

そう。まだここは2合目だ。
死んだ爺さんが昔よく言っていた、、
「酒と女と山は2ゴウまでにしておけ」と。

気を取り直して進む。
この辺りから大きな岩がゴロゴロと。

恐怖の鎖スポットを通過し。
雪彦山のパワースポットとして名高い円満講(えんまんこう)に到着。

円満講とは、、、

何か分かりませんが
祠を囲むに立屋に大きく円満講!とシールが貼ってありました。

ただそれだけのこと。

円満講にばかり気を取られていたが、
見上げると、
我々は巨大な岩の中にいるではありませんか!

ささっと、ひと通りロッククライミングの真似事をし、

円満講を後にして頂上を目指すことに。

ここから先は岩場の連続。
一箇所上りの鎖場あり。

オー!アスレチッーク!!

登山は登るより下るほうが怖いって知ってた?
上りは腕力と根性で何とかなるさ。
下りはその何倍もの腕力と根性が必要とされる。知ってた?

持ち前の腕力と根性で岩を登りきると、、、

そこは絶景スポットの崖が!!
(怖くて写真なし)

そして本日のメインイベントである巨石の隙間通り抜けを割とアッサリ風味で通過↓

四本足で這いながら頂上へ。


マムシ注意。
こんな高所の岩場にマムシなんかおるかえ!?と話してたら。。。

頂上到達!!!

イエイ!!!

ところが雲ばっかりで景色もうひとつやな。と思ったら。
歓喜の涙で景色が霞んでいたんだよ!!

汗で重くなった手拭いで目をこすると、
あら不思議!
世界ふしぎ発見!

雲ひとつない素晴らしい空!眼科の山々!小さな小さな外科医の世界!

興奮のあまり豪快に変換間違い!!すいません!すいません!えらい吸いません!!
いや山頂の美味しい空気を吸っていいですか?すいません。すいます!すいます!!

姫路を離れ故郷に帰るアラキも満面の笑みだったな(しんみり)

とにかく皆で記念撮影をして(パシャリ)

さぁ!行きの道中で買ったカップヌードルとおにぎりで乾杯しようではありませんか!!

はよお前の自慢のジェットボイルで湯を沸かさかえ!!

コラ!

ぼる!

会!!

ところがどっこい、ここは名峰雪彦山。900米超級の山の頂
(実はもう少し行ったところが山頂との噂。行かずに下りた。)
酸素が薄くてなかなか着火せず。
心に着火して一気に下ろうじゃないかっ!
おー!

下りの恐怖。
鎖のみ。

新下山道か旧下山道か知らんけど近道かなんや知らんけど
これはアカン。
これだけはアカン。
高度の高所の恐怖の症。

全身から汗がじわり。
もちろん素手の汗にもべっとりと。
これが余計に鎖との摩擦係数を下げる。
負けるものかと力いっぱい強く鎖を握る。

こんな所で死んでたまるかと気合を入れる。
くそがボケがと気合を入れる。
遥か下の地面で先に下りた仲間たちがニヤニヤとカメラを構えて待っている。
くそが。

ようこんなとこ下りたな。くそが。
俺には愛する家族もやるべき仕事もあるんや!

いや確かにやるべき仕事はあるが
愛する家族はいなかった。
いや厳密にいうとあえて作らなかった。
いや厳密にいうと両親はいる。父母。
人生の後悔。後悔の人生。

キレイな景色も。
途中で食べたラーメンも。憶えていない。

写真はある。


ミドリマンご自慢のジェットボイルでまるであの人のような瞬間湯沸かし状態で。
マッハで湯を沸かし。マッパでラーメンすすり候。

(しかしよくもまあ~こんな岩壁を下りてきたもんやな。。)

(そんなことよりミルはどうやって下りたんや。。)

気を取り直して。
ヘロヘロになりながら地道に一歩一歩五万歩。。

ヤッホー!!!

ヤッホー。。。。

ヤッホー??

もしもし?

そうです。
ここには山彦はいない。
私のお墓の前で泣かないでください。

そうです。
我々は下山したんです。
私のお墓の前で泣かないでください。
私は死んでなんかいません。

生きて帰って来たんだよ!お母さん!!

おかぁーさーん!!!!

ここで失神。



はたと気づいたら雪彦温泉で冷えたキリンビールを一気のみしていた。
疲労感から帰って横になって気持ちよくうたた寝しても
夢に出るのは永遠に地面の見えない下りの鎖。
言わば下れども下れども下らない非常にくだらない恐怖の岩場。

翌日は脚より腕が筋肉痛でした。

【結論】雪彦山に登って思うこと
http://koraboru31.exblog.jp/22582880

つづく。

ツカーラ
(男は育毛剤で9割変わる?アホなこと言うな)

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